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【新卒】内定式って何するの?行かないとどうなる?

【新卒】内定式って何するの?行かないとどうなる?

就活を終えて内定をもらうと、多くの企業で「内定式」が行われます。

でも、「そもそも何をするの?」「参加できないと不利になる?」と疑問に思う学生も多いでしょう。

この記事では、人事として新卒採用に携わってきた経験をもとに、内定式の目的や内容、行かない場合の影響、対応方法まで詳しく解説します。

内定式とは?目的と開催時期

内定式とは、企業が新卒内定者を一堂に集めて正式に内定を通知するイベントのこと。一般的には 10月1日以降 に行われるケースが多いです。

内定式の目的は大きく3つ。

  1. 内定通知を正式に行う
    内定者に対し「あなたを採用します」と改めて伝える場です。

  2. 企業理念や方針を共有する
    社長や役員の挨拶を通じて「自社でどんな人材を求めているか」を知ることができます。

  3. 同期との顔合わせ
    内定者同士が初めて直接会い、仲間意識を育む場になります。

つまり、内定式は「新しいスタートラインに立つ日」と言えます。

内定式でよくある内容

企業によってプログラムは異なりますが、多くの場合は次のような流れです。

  • 社長・役員の挨拶
    会社のビジョンや期待する人材像が語られることが多いです。

  • 内定証書の授与
    一人ずつ名前を呼ばれ、証書を受け取る儀式的なもの。

  • 会社概要・事業方針の説明
    入社後の配属や研修制度についての案内が行われることもあります。

  • 自己紹介・交流会
    内定者同士でグループワークをしたり、懇親会で交流したりする時間。

  • 事務手続き
     入社書類の記入や誓約書の提出を行う場合もあります。

堅い雰囲気の式典だけでなく、「同期と打ち解ける」ための工夫をしている企業も多いです。

内定式に参加するメリット

「ただのイベントでしょ?」と思うかもしれませんが、内定式には参加する価値があります。

  1. 会社理解が深まる
    社長や役員の話を直接聞ける貴重な機会です。企業理念や事業方針に触れることで「この会社で頑張ろう」という意識が高まります。

  2. 同期とのつながりができる
    入社前から関係を築けると、入社後の不安がグッと減ります。同期は社会人生活の心強い仲間になる存在です。

  3. 社会人としての意識づけになる
    スーツを着て会社に出向く経験は「学生から社会人へ」という気持ちの切り替えになります。

行かない場合はどうなる?

では、もし参加できなかったらどうなるのでしょうか。

結論から言うと、欠席しても内定が取り消されることは基本的にありません

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 印象に影響する可能性
    無断欠席は「やる気がない」「社会人としての常識がない」と捉えられることも。

  • 情報共有に遅れる
    当日配布される資料や事務連絡を受け取れないため、入社準備に支障が出る場合があります。

  • 同期との出会いを逃す
    初対面の場を欠席すると、次に会うときに「遅れてきた人」という印象を持たれることもあります。

つまり、内定式に出席することは必須ではないけれど、参加したほうがメリットは大きいのです。

欠席する場合の対応方法

やむを得ず出席できない場合は、以下の対応を忘れないようにしましょう。

  1. 必ず事前に連絡する
    電話やメールで「欠席する理由」を正直に伝えましょう。

  2. 理由は正直に伝える
    学業(試験・研究発表)、家庭の事情、体調不良など正当な理由であれば問題ありません。

  3. お礼を伝える
    「せっかくの機会をいただきながら参加できず申し訳ありません」と一言添えると印象が柔らかくなります。

  4. 後日フォローする
    当日の資料を送ってもらい、しっかり確認したうえで「資料を拝見しました」と報告しておくと安心です。

欠席は不利になるのか?

人事目線で言えば、欠席=即マイナス評価ではありません。

内定式は法律で義務付けられたものではなく、あくまで会社側のイベントだからです。

ただし、

  • 無断欠席
  • 理由を誤魔化す
  • フォローがない

この3つが重なると「大丈夫かな?」と不安に思われてしまいます。

つまり、欠席そのものよりも その後の対応が評価に影響するということです。

まとめ

内定式は、

  • 会社から正式に歓迎される場
  • 社長や役員の想いに触れられる場
  • 同期とつながる場

であり、参加することで得られるメリットは大きいです。

欠席しても内定が取り消されることはありませんが、印象を下げないためには事前連絡・理由説明・フォローが欠かせません。

入社後に気持ちよくスタートを切るためにも、可能な限り参加するのがおすすめです。

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