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【現役人事が語る】映画『マイ・インターン』から学んだ”組織にとって本当に大切なこと”

【現役人事が語る】映画『マイ・インターン』から学んだ”組織にとって本当に大切なこと”

動画配信サブスクで見かけた映画『マイ・インターン』。
ロバート・デ・ニーロ演じる70歳のシニアインターンと、アン・ハサウェイ演じる若き女性経営者の物語に、まさかここまで「人事目線」で心を動かされるとは思っていませんでした。

映画としても非常に完成度が高いですが、現役人事としての視点で感じた「組織や人にとって大切なこと」を3つ、紹介します。

※一部、ネタバレがありますのでご注意ください

年齢や立場を超えた「信頼」の築き方

ベン(ロバート・デ・ニーロ)は、インターンとして最初は浮いていましたが、次第に職場に溶け込み、周囲から信頼を得ていきます。

一貫した態度、傾聴、誠実さが信頼を生む

人事として面接や面談をしていると、「人間関係がうまくいかない」と悩む人が多いのですが、ベンのような姿勢はとても参考になります。結局、年齢やキャリアは関係なく、目の前の人に真摯に向き合う姿勢が、人を動かすのだと再認識しました。

「経験」は、時代を超えて価値がある

若い社員たちは最初こそベンに距離を置いていましたが、彼のビジネスマナー、仕事への取り組み方、細かな気配りに触れるうちに、どんどん信頼を寄せていきます。

ベテランの「暗黙知」や「品格」は、組織に必要。

若手のスピード感や新しい感性も大切ですが、ベンのような「懐の深さ」「型のある仕事ぶり」がある人がチームにいると。組織は落ち着きと安心感を得られます。
人事としても、年齢や経歴でフィルターをかけない採用の大切さを改めて感じました。

「支える力」の本質は、先回りの思いやり

ベンは「自分が目立つことなく」「誰かの一歩先を読んで」行動します。これはまさに、人事が社内で果たすべき役割であると感じました。

「目立たないけれど誰かを支えている」存在の尊さ。

人事って、表に出にくい仕事が多いです。でも、現場が働きやすいように制度を整えたり、悩みがある人に寄り添ったり、まさにベンのような「黒子」のような存在。

この映画を見ながら、「人事である自分の役割ってこういうことかもしれない」と背筋が伸びました。

最後に

映画『マイ・インターン』は、働くすべての人にとってヒントが詰まった作品です。人事目線でも、「信頼」「経験」「支える力」の大切さを再確認させてくれました。

肩の力を抜いて楽しめる映画ですが、見終わった後、少しだけ人に優しくなれる、そんな温かさがあります。

就活や転職で迷っている方、チームづくりに悩んでいる方にも、おすすめしたい一作です。

今回は映画の感想がメインになりましたが、人に関わる仕事をしている人事目線で感じたことを書きました。立場や経験で感じることもさまざまかと思いますので、皆様のご意見も聞いてみたいです。

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