「コンピテンシー面接」とは?聞いたことありますでしょうか。
近年、企業が導入している「コンピテンシー面接」とはどのような面接なのか、特徴や質問例、対策方法を人事目線で紹介します。
そもそも「コンピテンシー面接」とは?
まず、コンピテンシーとは成果を出す人に共通してみられる個人の行動特性を指します。行動の具体性に着目するのではなく、行動を起こす基になる価値観や性格、考え方や捉え方などの要素を重要視することが特徴です。
なので、「コンピテンシー面接」では、あらゆる状況の中でどのような考えを持ったか、目標達成に向けてどのような行動を取ったか、などの実際の経験を深掘りして聞き出されます。
面接官は、面接で話したことに対して、「なぜそうのように考えたのか」「なぜそのような行動を取ったのか」という、その人自身の考えに着目して質問を重ねてくることが多いです。
なぜ「コンピテンシー面接」をする?
コンピテンシーという行動特性は再現性があるものと考えられていて、仕事の中でどのような行動をするか、成果を出せそうか、という軸を採用基準に置くケースが増えているからです。もちろん、やる気や熱意、想いを重視する企業もあると思いますが、入社後に仕事で成果を出し、事業を推進することが重要で、新卒採用であってもその人自身の行動特性を知るために「コンピテンシー面接」を取り入れています。
または、「コンピテンシー面接」をすることで、その人自身の経験を深掘りしていきますので、嘘を見抜く、ということもしやすい面接となります。最初から疑うことはないですが、嘘に嘘を重ねるといずれボロが出てしまう、とも言われています。
質問例
では、「コンピテンシー面接」ではどのような質問がされるのか見ていきましょう。
あくまで例になりますが、このような質問が予想されます。見てわかるように、結果を聞くのではなく、特定の状況でどのような行動を取ったか、ということを質問しています。志望理由や自己PRは準備がしやすいのですが、このような質問に対しては実際の経験から話す必要があり、準備がしにくいです。
すぐにできる「コンピテンシー面接」対策
準備がしにくいことは確かですが、事前の対策はできます。
自己分析をするときに、何をどのように頑張ったか、苦労したことはあったか、最終的にどうなったか(目標達成できたのか)という自分自身を振り返ってもらうだけで十分です。
特に思いつかない方は、なんでもいいです。学業、アルバイト、部活・サークル、趣味、など。「どのような行動特性か」を知りたいので、自分自身が最も話しやすい内容で準備をしてみてください。
人と比べる必要はないので、「自分なりに力を入れたこと、頑張ったこと」を軸にしてみましょう!必ずありますので!
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私自身も新卒採用の面接官をしているときは「コンピテンシー面接」していました。
もし準備に不安がある方がいましたら、アドバイスもできますので、お気軽にご連絡ください。