【新卒】面接の第一印象は合否に影響する?面接官の本音

【新卒】面接の第一印象は合否に影響する?面接官の本音

就活でよく聞く「面接は第一印象で決まる」という言葉。

でも、それは本当なのでしょうか?

人事として数百人以上の面接をしてきた私の経験から、面接官が「最初の印象」をどう受け止めているのか、そしてそれが合否にどの程度影響するのかをお話しします。

面接は最初の数秒で決まるって本当?

人は初めて出会って数秒〜数十秒で相手の印象を判断すると言われています。面接でも同じで、入室して挨拶をするまでの間で「この人は明るそう」「少し緊張してるかな」など、雰囲気は感じ取られます。

ただし、私の経験上、最初の印象だけで合否を決めることはありません。

大切なのは、その後の受け答えや内容です。印象が少し弱くても、話を聞くうちに評価が上がるケースはたくさんあります。

面接官が入室直後にチェックしていること

私が面接官として見ているのは、外見の良し悪しではありません。大きく分けると、このあたりです。

  • 清潔感(服装、髪型、靴、爪など)
  • 表情(明るさ、笑顔、緊張感のバランス)
  • 声のトーンや話し方(聞き取りやすさ)
  • 姿勢や所作(入室の仕方、コミュニケーションの相槌)

面接のルールが決まっているわけではないので、私の意見が正しいとは思っていませんが、面接という場にふさわしい準備をしてきたか、ふさわしい姿勢をしているか、という点は大事にしてほしいです。(これは面接官側にも言えます)

なぜ最初の印象が評価に影響するのか

第一印象は、その人の話を「聞く姿勢」に影響します。

最初に好印象を与えられれば、「この人の話をもっと聞きたい」と思われやすくなります。逆にだらしない格好や暗い態度だと、「この人、大丈夫かな?」と警戒され、その後の会話でもマイナスからのスタートになってしまいます。

皆さんも私生活で初対面で会った人の印象が悪いと、自ら近づいたりせず、その人のことを知ろうともしないと思います。面接でも「人対人」なので同じになります。

つまり、最初の印象はその後の評価のハードルを上げ下げする役割があるのです。

面接で好印象を与えるための準備

最初の印象を劇的によくする魔法はありませんが、ちょっとした準備で大きく変わります。

  • 清潔感のある服装・髪型・靴を意識する
  • 面接室に入る前から表情を作る(待合室から見られていると思って行動)
  • 明るくはっきりとした声で挨拶(普段よりも無理をしてでも明るくする)
  • 椅子に座った時の背筋と目線の位置を意識
  • 模擬面接や鏡チェックで自分の所作を客観視する

こうした準備は「面接という場を大切にしている姿勢」を相手に伝えることができます。

「服装自由」の選考に何を着るべきか、という内容をまとめた記事もありますので、もしよろしければ読んでみてください。

https://shin-jinji.com/shinsotsu-fukusou/

最初に失敗したときの巻き返し方法

最初の挨拶で声が小さかった、笑顔を出せなかった、少しぎこちない所作をしてしまった…そんなことは誰にでもあります。面接官としても「緊張しているんだな」と思うだけ、それで即不合格にはしません。

むしろ、その後の会話で好印象に変わるケースも多くありますので、落ち着いて面接に挑みましょう。巻き返すための行動として、次のポイントを意識しましょう。

  • 質問に対してハキハキ答える
  • エピソードに熱意を込める
  • 適度な笑顔を忘れない

人は「最後の印象」にも強く影響されます。ハキハキ話すことで会話の中で自信を見せたり、熱意を込めながら伝えようとする姿勢は面接官の印象を大きく変えることができます。

面接を終えるころには「最初よりずっといい雰囲気だった」と思ってもらえるよう、途中からでも立て直す意識を持ちましょう。

第一印象は話を聞いてもらうための入口

面接という場での最初の印象は確かに大切です。

でも、それは「見た目で合否が決まる」という意味ではなく、話を聞いてもらうための入口です。

私自身も、最初の印象は普通でも、会話の中でどんどん評価が上がる就活生を何度も見てきました。だからこそ、印象は整えつつ、しっかりと話す内容の準備をして面接に挑みましょう。

面接の対策に関する記事も書いていますので、こちらも参考にしてください!

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