人事の仕事と聞くと採用というイメージが強いかと思います。実際に人事として経験をした仕事をいくつか紹介します。
「人事」という仕事に興味がある方は、ぜひ読んでください!
教育・研修
採用に次いでイメージとしてはあると思いますが、社員教育や社内研修も人事の仕事になります。採用と教育・研修が異なるチームという場合もありますが、同じ部署・同じチームで進めることも全然あります。
実際、私も採用のボリュームが1番でしたが、教育・研修に割く時間もかなりありました。経験としては、内定者研修、新入社員研修、年次別研修、リーダー研修、管理職研修、コンプライアンス・ハラスメント研修、など…あらゆる研修の設計や運用に携わりました。多くの社員を巻き込みながら進めることの大変さがあります。
結果的に企画する経験を積むことができ、多くの社員と関われますので、人事としての楽しさは感じられる仕事でした!
人事制度
こちらもイメージとしてはあると思いますが、実際どのような仕事なのか分かりにくいですね。制度の運用がメインになりますが、新しい制度の導入や既存の制度の見直し・廃止なども仕事になります。
人事制度は全社員に影響を及ぼすことが多いため、責任感や裁量がかなりあります。曖昧なまま進めることが許されない仕事になるため、慎重さやスピード感が求められるケースが多く、大変さもありますが、経営的な視点も求められるため人事としてのキャリアは積める仕事です。
安全衛生
もしかしたらあまり聞きなれない言葉かもしれないですが、簡単に言うと職場環境の改善になります。社員が安心して働いていける環境を作っていくことが目的になります。
この仕事は常に対応し続けるということではないのですが、何かあったときにすぐに対応できるように準備や日頃の運用が重要になります。
私が所属しているIT企業は、メンタル不調や休職になってしまう社員が多く、ひとりひとりに合わせた対応が求められます。相手に寄り添った対応で、普段一緒に働いていない人事というポジションだからこそフォロー・サポートができる仕事です。
社員フォロー
安全衛生に近いですが、特に新卒や中途で入社したばかりの社員のオンボーディングや日頃の社員からの個別相談に対応する仕事になります。
こちらの仕事もマニュアル等がなく、ひとりひとりに合わせた対応になります。社員から求められるケースも多く、期待や要望に応えなければならない柔軟さが必要になります。
人事という幅広い視点から得た経験からアドバイスができる仕事で、私個人としては人事力(人の事に関わる仕事)が1番身についた仕事だと思っています。会社全体に目を向けることが多くありますが、ひとりひとりと接することで気づくことが多くありました。
人事とは
今回はいくつかの人事としての仕事を紹介しましたが、人事の仕事は必ず人に関わります。これが醍醐味で楽しさに繋がりますが、自分の仕事が誰かに影響を及ぼすという責任感も必要になります(どの仕事にも言えますが)。
人と接する仕事がしたい、誰かの役に立ちたい、マルチな仕事を経験したい、と思われている方は、きっと人事という仕事に向いています!